成長期に必要な栄養素を効率的に摂取することで、最終身長数値も大きく変わってきます。
牛乳には身長を伸ばす力はありません。
この事は医学の教科書にも明確に記載されているとおりです。
日照時間が少なく寒気の強まる季節は、身長を大きく伸ばすチャンスでもあります。
日本には四季がありますが、実は、気温の寒い日照時間の少ない季節こそ身長を大きく伸ばせる大切な季節なのです。
ヒトは体内に夥しい数の酵素が存在しています。
骨を伸ばす唯一の成長ホルモンIGF-1も、つきつめて言えば、酵素のひとつです。

体内の酵素の一部は、体温の上昇に比例してその働きを活性化させる特徴があります。
この事実は、四季のない温暖な地域よりも緯度の低い寒冷地の動物や植物に大きな個体が存在する理由を示しています。
季節が寒冷に向かう頃には、太陽が傾き日照時間も少なくなっていきます。
この時、外部の気温変化に対して体温の上昇が生体内の酵素の働きを活性化させるので、成長期の身長を大きく伸ばす重要な要因になっていると考えられています。
体を温める運動をしたり、体内の熱産生を支援する冬の食材を積極的に摂ることをお勧めします。

ヒトの生体内酵素は、体温37℃という条件下で最も反応が良いことがわかっています。
例えば、体温が36℃の場合では、酵素反応の低下は、MAX時の約50%になります。
その理由のひとつは、ヒトの熱産生は体内のエネルギーの70%以上をこれに傾けているためです。
もし熱産生が滞るような状態が長引けば、脂質代謝の低下による肥満や、糖質代謝の低下による糖尿病、あるいは免疫機能の低下によるさまざまな感染症の罹病など、成長と健康を大きく損なうことになります。
もちろん、低体温が長引けば、鬱や重大な肝機能障害にもつながる可能性が指摘されています。
成長期を終えた大人の場合では、低体温が都合が良いケースもありますが、成長期では通常の平均体温が望ましいと考えられているのです。
現代っ子のほとんどは、低体温であるといわれています。
20年以上も日本の平均身長に変化が無いのは、体温の低下による生体内酵素の働きの鈍化が影響している可能性が考えられます。
では、どのように対処していけば良いのでしょうか。
ジャンクフードやインスタント食品には、大量の化学調味料が使用されていることが多く、化学調味料は体温を低下させる働きがあるため、極力、これを避けることが賢明です。
そして、身長を大きく伸ばす重要なポイントとなるのは、熱産生を支援する食べ物である【冬に旬を迎える食材】を積極的に料理に使用することです。
魚ではブリや鮭、鱈、貝では牡蠣、お肉は旬の穀物を食べて育った牛・豚・羊、鶏、そして旬の野菜のネギ、玉ネギ、にんにく、生姜、シソ、ゴボウ、人参、韮などです。
旬の野菜を飼料として育った牛や羊の乳から作られたチーズにも、強い熱産生の力があります。
例えば、お肉などの良質のタンパク質を、体重1kgに対して1.6g摂取しているヒトが、タンパク質摂取量を一定期間、0.9gに下げると、血中のIGF−1濃度は40μグラム下がることがわかっています。
骨を伸ばす唯一の成長ホルモンであるIGF−1(ソマトメジンC)の血中濃度は、身長を大きく伸ばすために非常に重要なポイントです。
成長ホルモンや性徴ホルモン、甲状腺ホルモン、多種多様な酵素の働きで分泌されるこれらの重要なホルモン群の働きを最大限に生かすためには、熱産生を高める食べ物の力が必要不可欠です。
いまの季節は、日照時間が短く、長時間の熟睡をとりやすい季節でもあります。
また、身体を温める食材が豊富な冬は、身長を伸ばしやすい絶好の機会なのです。
ぜひ、日々の食事や優れた高機能サプリメントでお試し下さい。
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